コーラルベースについて

コーラルベースとは
海に置くことで海藻や生物が住みやすい環境を作る人工の潜堤です。

海の砂漠化や磯焼けを防ぎ、魚や貝が育つ場を育む新たな技術として

世界中で注目されています。

商品ラインナップ

コーラルベースは多機能型潜堤で海底の多様性を実現します!

イセエビリーフ

内海湾用

サイズ   約210kg / 幅76cm × 高さ53cm
特徴構造上イセエビが外敵から身を隠し、成育しやすい形状となっています。
 

スモールサイズ

内海湾用

サイズ   約4kg~ / 幅23cm × 高さ16cm
特徴小型サイズで手軽に利用可能。●肥が流れ出し周辺環境への好影響を与えます。用途に合わせた3タイプをご用意。
5㎏(1㎏●肥入り)|8㎏(4㎏●肥入り)|4㎏(●肥なし)

SBAキューブ(散布型海藻類生体機能活性材)

散布用

サイズ  約55g / 幅10cm × 高さ10cm
特徴ピースに吹きつけ、練り込んでいるSBAを固形に固めた商品。
例えば養殖牡蠣・真珠養殖場所へ散布し、養殖環境改善に効果を発揮します。
(約200個入り)

SBAリキッド(塗布型海藻類生体機能活性材)

塗布用

容量    10L/●(ポリ袋)
特徴ピース藻礁にフルボ酸鉄(2価)を散布。必須栄養塩を加えた水溶性フルボ酸鉄を注入し、光合成に不可欠な鉄分を長期間(10年)供給し海藻類の成長を促します。
ウルトラサイズの魚礁に群がる魚群の様子
海藻の種糸を巻き付け、沈設して1年後の様子
多様な海藻類が成長している様子
カジメの種糸を巻き付け、沈設して1年半後の様子

磯焼けと海の砂漠化の現状

全国の藻場面積は、20年間で20万ヘクタールから10万ヘクタールに減少しています。また、大気中のCO2 の増加による酸性化が養殖かき、真珠養殖のアコヤ貝を死滅させています。

そして、水溶性フルボ酸鉄の不足が磯焼けとなり、石灰藻が付着し、ついには、海の砂漠化となっていきます。日本の沿岸海域は、地球温暖化と海洋酸性化の環境問題に加えて、 海藻類の成長に不可欠な水溶性フルボ酸鉄の不足とコンクリート構造物から溶出されるアルカリ性成分等により、海藻類が消滅する磯焼けを起こし、石灰藻の増殖が海の砂漠化を拡大する危機的な状況にあります。

磯焼けと海の砂漠化を克服する
コーラルベース藻礁

珊瑚礁増殖礁・漁礁・侵食防止・波除け等として利用されています。私たちは、 深刻な磯焼け・沿岸海底の砂漠化拡大を防ぐ、 画期的な藻礁育成技術と製造工法を開発しています。

2021年7月15日 モニタリング(3ヶ月後)

2022年4月25日 モニタリング(1年後)

構造物内部を波や流れが通過する際、揚力が抑えられ、下向きの流体力が働くことで、構造物を安定させる力が作用します。

さらに、表面の穴の大きさが内側と外側で異なるため、流れの通過時に渦が発生し、栄養を湧昇させる効果もあります。この仕組みは、多くの実験と論文で実証されており、特許として登録されています。

磯焼けと海の砂漠化を唯一克服する
「フルボ酸鉄」とは?

森林由来のフルボ酸と鉄分が結合して生成されるフルボ酸鉄は
光合成を促進して海藻の再生を可能にし、磯焼けを防ぎます。
また、フルボ酸(腐植酸)は、砂漠化の原因となる石灰藻の胞子を抑制し、
海の砂漠化を克服する役割を果たします。

コーラルベース藻礁が海の砂漠化を克服する「7つ」の理由

磯焼けを克服するためには、さまざまな課題があるといわれています。それらの課題をコーラルベース藻礁はクリアしています。

藻礁が形成される海底面のうち、約8割は砂や土です。
その砂地にコーラルベース藻礁は安定して設置することができ、広大な藻礁造成が可能となります。

POINT
1

コーラルベースは波浪に強く、大型の藻類が成長できる。

POINT
2

特殊な製造工程により、表面の粗度が高い。そのため藻類の胞子が養生しやすい。

POINT
3

水酸化カルシウムイオンの溶出を抑制しているため、藻類の生育を阻害しません。
PH8前後と海水と同じ程度に抑制しているため環境に優しい基台です。

POINT
4

水溶性フルボ酸鉄と必須微量栄養塩の長期間供給可能(10年)です。
海藻類生体機能活性材 (SBA) による光合成の促進を行います。

POINT
5

コーラルベース藻礁は石灰藻(無節サンゴモ)の着床を防止します。

POINT
6

防食ネットを基台に設置することで、イスズミ・バリなどによる植食動物による食害を防ぐとともに、
海藻を育てるエリア「海藻牧場 天然養殖場」 を構築することができる。

POINT
7

ワークショップでは、海藻が果たす重要な役割やその成長の仕組みについて学ぶことを通じて、海とのつながりを深める機会を提供しています。この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の14番目の目標である「海の豊かさを守ろう」にも貢献しています。
参加者は、藻場が海洋生態系や生物多様性の保全において果たす重要な役割を理解し、海洋環境を守る意識を高めることができます。
また、次世代へ豊かな海を引き継ぐために、自らの行動がどのように持続可能な未来へとつながるのかを考えるきっかけを提供します。

持続可能な再生可能エネルギーとして、世界各地の沿岸海域で設置が進む洋上風力発電施設と、コーラルベースを活用した藻礁を組み合わせることで、漁業と調和しつつ漁礁や藻礁を造成することが可能です。
この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)の「海の豊かさを守ろう」(目標14)、「産業と技術革新の基盤を作ろう」(目標9)、および「気候変動に具体的な対策を」(目標13)に深く関連しています。
洋上風力発電によるクリーンなエネルギー供給は気候変動への対応に寄与し、藻礁の造成は生態系の保全と水産資源の持続的な利用を可能にします。また、風力発電と藻礁の融合は、環境負荷を軽減しながら革新的な技術を取り入れた新しい産業モデルの可能性を示しています。(写真はNorth Seaでの実証写真より引用)

株式会社オーシャネイド

〒901-2114
沖縄県浦添市安波茶2-15-1-202
TEL : 090-6098-1134

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